アレキサンダーマックイン 死去

 何だか慌ただしい毎日を過ごしてますが
外はシンシンと雪です。
昨夜、夜遅く。
友人からマックインの死去のニュースをメールで頂きました。
どうやら、自殺の様です。。。
ファッションに詳しくない方は知らないかも知れませんが
まさに鬼才という言葉の似合う、独特なデザイナーでした。
先シーズンのコレクションは特に素晴らしく、
友人から要チャックと言われるほどでした。
私はファッションを学び始めた16歳の頃からファンでした。
そして、実は彼も16歳からテーラーのアシスタントをしています。
理由は定かではありませんが、
1週間前、最愛の母を亡くされ、後を追うように亡くなったとの事。
奇しくもロンドンコレクション1週間前。
何とも複雑な心境です。
イブサンローラン死去、山口小夜子死去そしてアレキサンダーマックイン。
まだ40歳。
彼の作品は彼以外のデザイナーは作れません。
彼の作品は彼そのもの。
とてもとても寂しいくてなりません。
母を亡くされて、ショックで自らの死を選ぶ・・・
そんな繊細で純粋で愛にまっすぐな彼だからこそ生まれた作品だったのかも知れません。
それでも、まだまだ続けて欲しかった。
そして語って欲しかった。
偉大なデザイナーがこの世を去り、
ファッション業界では、近年デザイナーの交代劇も著しく
まるで心を持つデザイナーが一つの駒の様に
経済に動かされる。
ファッションを愛する者として焦りと危機感を覚えます。
そして、この日本においては
世界に貢献し、ファッションに貢献し続けるデザイナーを未だに文化人と認めていない。
目に見える功績をこれだけ残してきているというのに。。。!
とても憤りを感じます。
次世代を担うデザイナーは果たして生まれるのでしょうか?
少なくとも私のような小さい人間は無理なのですが・・・
ここ数年、有力若手デザイナーと業界では取り立てていますが、
一向に生まれてきません。
時代なのでしょうか・・・。
いつの世も。
この先100年先の未来にも
夢を与えてくれるそんな偉大なデザイナーが存在していることを願っています。
確実に必要なのです。
存在していないといけないのです。
そうしないと、ファッションが本当に水ものだけの物になってしまいます。
アレキサンダーマックインに心からのご冥福を。
心から貴方と貴方の作品を愛していました。
ありがとう。
摩耶

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