今夜は

 尊敬する衣装の先生の堂本様との飲み会でした。
劇場で手にする興味ある舞台の大半を占めていたのが
「堂本京子」さんというお名前。
横のつながりでアトリエにお伺いできたのはつい先月の事です。
自分の抱える問題や疑問が、再度今夜ですっきりしました。
うん。
このまま突き進もうと思います。
NOな物はNO
YESな物はYES
愛せない作品を生み出す事は、やっぱり罪な事。
駆け引きや計算をすのは、私には到底無理な事。
ビジネス重視の物つくりは、もうしない。
15年の付き合いになるファッションプロデューサーの方に指摘され続けてる事。
「摩耶はアーティストになってはいけない」
「摩耶はデザイナーとしてビジネスマンでなくてはならない」
「それがファッションデザイナーだ」
でもね、先生
30歳になった未熟なデザイナーは思います。
最強のエゴイストだと思われるでしょうが
「摩耶はデザイナーでもなく、アーティストでもない」
「芸術家なんて、きっときっと畏れ多く言葉にも出せない」
「摩耶は摩耶です。それ以上でもそれ以下でもない」
アーティストかデザイナーかなんて、今となってはど~でもいい。
摩耶は摩耶である為に素直な選択をしながら服と向き合います。
そして、ハサミを握る事が自分の誇りであり続けられるように。
ミシンを踏む事が自分のプライドで在る続けらるように。
16歳の私が信じて疑う事のなかった服つくりをこれからはやって行こうって思います。
先生。
私はね、やっぱりさ。
絶対的な美で人を感動させたい。
それが何か、これから一層考えて思考していこうと思います。
だからね。先生。
私は到底、先生が期待するデザイナーにはなれそうにありません。
ごめんなさい。
だけど、エゴイストな一人相撲になったとしても
服の持つパワーを信じ続けられる自分でいたいんだ。
弱い私でごめんなさい。
うん。でもね、今は何だか、より一層ミシンと歩む力が湧いてきます。
例え目の前が白紙だとしても、何だか何だか感謝できる今日この頃。
愛される事を望むよりも、まずは自分を愛したい。
だからね、色々な事に感謝出来ます
そんな一夜です

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