sans titre

 ずっと時を重ねる事はとても残酷な事だと思っていました。
繰り返される日常はうんざりで
時々訪れる非日常的な美に心癒されるも
そのトキメキはあっという間に過ぎ去ってしまう。
だから、時を重ねる事はとても残酷な事の様に思える。
紡ぎ取った物は真実か偽りか。
又は、其れを知る事は果たして本当に重要か。
いづれにしても、手にした物を手放す事が恐ろしく思える。
守りたい物なの既に無いと言い放ってみても、
きっとその見えない何かを守りたいのだと、臆病になる。
そして、最後に問いただし続ける信念が、常に私を苦しめた。
あ・・本当に時を重ねる事は
大人になるという事は残酷な事の様に思えてならなかった。
そんな事思うと憂鬱になることもある。
けれども、今日、少し思いました。
染められた布を見ながら・・・
「あ・・・・生きるって事はこういう事かな・・」って。
真っ白で居続ける事が良い事とは限らない。
ドロドロの血の様な色や、淡いピンクの花びらの色。
灼熱の太陽の様なオレンジや暗闇の様な漆喰。
生きるという事は染まる事なのかもしれない。
滑稽で薄汚くなる事なのかもしれない。
けれども、深い深い色味が出る。
そう。。本当に何度も色を染め直した布の様に独特の風合いが出る。
決して白で居続ける事では無いんだなって・・
そんな事を思いました。
何かに染まる事を恐れてたらいけないんだ!ってそんな事を思いました。
とことん染まったっていいんだ!!って!
摩耶の中の密かな発見でした♪

今朝までかかったデザイン画の合間の落書きです。
2枚目は
「僕と君の間」を描きたかったんだけど。
違う気がします。
「僕と君の間」には何があるんだろう。。また気が向いたら挑戦してみます。
そもそも「僕と君」って誰だろう。。妄想・・・・

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