私には東京ダデイーという人がいる。
別にパトロンでもなく、かれこれ10年以上の付き合いになる
インチキおやじです。
深夜帰宅すると、携帯に電話しろとのコール。
遅る遅る電話すると、またトンデモナイ事を言い出す。
ブログに綴るのもどうかと思うが、
私は1年程、スランプというやつに陥っている気がする。
簡単に言えば、作ることが何一つ楽しくないのだ。
頭の中は、まさにカッラポ。
それでも、何とか仕事を熟すが、心は何も満ち足りない。
だから、そろそろ作る事も限界の様に感じていたりもした。
作る物がないなら、作らない方が自然にやさしいではないか。
何故なら、どうもこの世界は物が溢れすぎている気がするからだ。
それにどうやら、私はまた、幼いころに見た夢を見始めた。
其れは、黒い背景に私一人。
何時しか黒が私の中に浸透して、私という存在が消滅するという夢だ。
そして、叫びながら目を覚ましても尚、視界はしばらく暗闇だったりする。
どうも、ストレスを抱えると文明と自然と私。
この関係が上手く飲み込めなくなるらしい。
それは、時々、私の現実社会をも脅かす恐怖だったりするんだ。
そんな事情も知らずに、東京ダディーがトンデモナイ事を言い始めた。
このインチキ野郎と思うほかない。
まだ公表は出来ないし、結果も分からないけど。。。
どうやら、私は本気でハサミを握る気になっているらしい。
私がファッションから離れようと一人で覚悟していた19歳の頃。
ハサミを持たせたのは、
紛れもなく、このインチキ親父だった。
そして、10年後。
29歳でハサミを捨てようとしている私にハサミを持たせたのも今夜のインチキ親父だった。
なぜ、今、このタイミングで現れたインチキ野郎め。
きっと、ファッションから足を洗えば縁は切れるのだろうに。。
ちくしょーめ。
しかし、これは所謂チャンスという物か。
あ=もう=なんだっていい。
半ば捨てる気でいたハサミを、今捨てようが一か月先に捨てようが大して変わりはないか。
とにかく、最後と思ってやろうと思った。
結果なんてどーでもいい。
ただただ、私は絶対的な物を作りたい。それだけだ。
だから、やっぱり老後の世話ぐらいはしてやるかな。
な~んつって。
どうか、インチキ親父がこのブログを見ていないように。。