明け方の空が好き
空はどんな空も好きだけど
明け方の空の色はイビツで好き
少し水色
空には月がまだ輝いているけれども
遠くの空は赤紫色になってて
とてもとてもイビツ
変化する瞬間
だから、たぶん愛おしい
少しだけ「愛」について考えを巡らせた
どんな表現の裏にも「愛」が存在する
特に感情的な表現の裏側には
例えば恋人に空き缶を投げつけるのは
愛されたいからだ。
けれども、たぶん、そうだね・・・。
一方通行の直線は円にはならないよね。
どんな大粒の涙も通用しない。
愛につながるのは、いつも曲線だったりする。
なんと悲しいことか。
それでも、人は愛を求めずには生きていけない。
手を繋ぐ相手を
分かち合える唯一の人を
これぞ、まさになんと悲しいことか
そして、なんと苦しいことか
それでも、人を愛おしく思うのは
やはり、イビツだからなのかもしれない。
それに、人間には無限の可能性がある。
そう、魔法使いみたいに。