雨に降られて

 夕方から降りだした雨は週末も続く様です。
今夜は色々と感情が入り組んで
帰り道の雨に洗い流してもらおうかと期待していたけれども
なkなか難しかったようです。
ときどき、こんな感じの日があります。
音楽を聴かずに外へ出ると
多くの事が耳や目に入ってきます。
終電間際の電車の中
ビジネスのお話をしてる人
「うざいうざい」とぶつぶつと文句を言ってる人
恋人たちの他愛もない会話
車内に溢れる多くの広告
そのキャッチコピーを目で追いながら
多くのお話を聞いています。
だから、少しだけ疲れてしまうのですね。
音楽を聴かずに外に出る日は。
こんなにも多くの人が日本にはいて。
こんなにも多くの感情がこの狭い空間に溢れてる。
それは、全部全部チグハグな、けれども確かな現実(真実)なのです。
気がつくと全部吸い込んで手で壁を叩いてる
(勿論ポンポンと軽くです)
願わずにはいられないのです。
一つになることを。
希望や喜びや、そして苦しみでさえも。
そして、その感情の矛先がどこにも無い自分を処理できないのです。
家に帰ってタバコを吸いながら思います。
「服をつくろう。それしかできないのならば」
大体、摩耶の答えはいつもコレになってしまう。
一つになる為の方法も、社会と繋がる方法も、結局いつも「服」しかない。
だから時々寂しくて時々はものすごい幸せ。
良くも悪くもそんな雨に降られた1日でした。

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